「うちは仲が良いから大丈夫」
「財産もそれほど多くないから揉めない」
そうおっしゃっていたご家庭が、相続をきっかけに関係が崩れてしまう場面を、私はこれまで数多く見てきました。
愛知県一宮市で遺言書作成のご相談を受けている中で感じるのは、
遺言書がなかったことによる“想定外の争い”が非常に多いという現実です。
今回は、実際にあった事例をもとに、
「遺言書を作らなかった結果どうなったのか」
そして「なぜ準備が必要なのか」を解説します。
※個人情報保護のため内容は一部変更しています。
■ 事例:遺言書がなかった一宮市のご家庭
家族構成
・父(被相続人)
・長男(同居)
・長女(市外在住)
財産
・自宅不動産(土地・建物)
・預貯金 約2,000万円
父は生前、こう話していました。
「家は長男にやるつもりだ」
しかし、それを書面に残していませんでした。
■ 相続開始後に起きたこと
父が亡くなった後、遺言書は見つかりませんでした。
その結果、法律上は
長男と長女が2分の1ずつ相続することになります。
問題は「自宅」です。
長男は同居していましたから、当然自分が相続できると思っていました。
しかし長女はこう主張しました。
「公平に分けるなら、家を売却して現金化すべきでは?」
話し合いは平行線。
結果的に遺産分割協議がまとまるまで1年以上かかりました。
兄妹の関係も、それ以前とは違うものになってしまいました。
■ なぜトラブルになったのか?
原因は明確です。
① 口約束は法的効力がない
「長男にやる」と言っていても、証拠がなければ法的には無効です。
② 不動産は分けにくい
現金と違い、不動産は簡単に分割できません。
③ 感情の問題が大きくなる
相続は「お金の問題」であると同時に「感情の問題」です。
■ 遺言書があればどうなったか?
もし公正証書遺言があれば、
・自宅は長男へ
・預貯金を長女へ
・不足分は代償金で調整
という形で明確に指定できます。
さらに、遺言執行者を指定しておけば手続きもスムーズです。
結果として、 ・協議不要
・争い回避
・家族関係維持
が可能になります。
■ 「財産が少ないから大丈夫」は誤解
実は、相続トラブルは
財産5,000万円以下のケースが大半と言われています。
つまり、
・自宅+預貯金だけ
・ごく一般的な家庭
ほど揉めやすいのです。
一宮市でも同様のご相談は増えています。
■ こんな方は特に注意が必要です
✅ 自宅を特定の子に残したい
✅ 子どもがいない夫婦
✅ 再婚で前妻・前夫との子がいる
✅ 相続人が兄弟姉妹になる
✅ 内縁関係の配偶者がいる
これらのケースは、遺言書がないと高確率で複雑化します。
■ 自筆証書遺言と公正証書遺言の違い
自筆証書遺言
・費用がかからない
・形式不備で無効リスク
・紛失や改ざんの可能性
公正証書遺言
・公証役場で作成
・法的安全性が高い
・家庭裁判所の検認不要
確実性を重視するなら、公正証書遺言が望ましいといえます。
■ 行政書士が現場で感じること
遺言書を作らなかった方の多くは、
「もっと早く相談しておけばよかった」と周囲が後悔します。
一方で、事前に準備された方のご家族は、
驚くほど冷静に手続きを進められます。
遺言書は「財産の分け方」だけでなく、
家族への最後のメッセージでもあります。
■ 一宮市で遺言書作成を検討されている方へ
松浦正樹行政書士法務事務所では、
・公正証書遺言の原案作成
・自筆証書遺言のリーガルチェック
・遺言執行者の指定サポート
・相続人関係調査
を行っています。
一宮市を中心に、地域密着でご相談を承っております。
■ 放置するとどうなるか
遺言書は、
元気なうちにしか作れません。
認知症になると、原則として作成は困難になります。
「まだ早い」と思った時が、実は最適なタイミングです。
■ まとめ
遺言書がなかった結果、
・家族が争う
・手続きが長期化する
・関係が悪化する
というケースは決して珍しくありません。
しかし、事前に準備していれば防げる問題でもあります。
【初回相談のご案内】
一宮市で
・遺言書を作るべきか迷っている
・公正証書遺言の費用を知りたい
・自分のケースで必要か判断してほしい
という方は、お気軽にご相談ください。
松浦正樹行政書士法務事務所
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丁寧にお話をお伺いします。

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